まず令和7年国勢調査速報集計のうち、「人口速報集計 (男女別人口及び世帯総数)」を見てみよう。
| 総数 | 男 | 女 | |
|---|---|---|---|
| 静岡県 | 3,468,845 | 1,707,440 | 1,761,405 |
| 静岡市 | 659,620 | 320,015 | 339,605 |
| 静岡市葵区 | 238,244 | 114,321 | 123,923 |
| 静岡市駿河区 | 205,146 | 100,630 | 104,516 |
| 静岡市清水区 | 216,230 | 105,064 | 111,166 |
| 浜松市 | 765,750 | 379,632 | 386,118 |
| 浜松市中央区 | 591,381 | 293,632 | 297,749 |
| 浜松市浜名区 | 150,707 | 74,473 | 76,234 |
| 浜松市天竜区 | 23,662 | 11,527 | 12,135 |
| 沼津市 | 179,438 | 88,233 | 91,205 |
| 熱海市 | 31,433 | 14,236 | 17,197 |
| 三島市 | 103,085 | 50,040 | 53,045 |
| 富士宮市 | 119,185 | 59,076 | 60,109 |
| 伊東市 | 61,192 | 28,665 | 32,527 |
| 島田市 | 91,266 | 44,502 | 46,764 |
| 富士市 | 237,793 | 117,407 | 120,386 |
| 磐田市 | 160,548 | 80,814 | 79,734 |
| 焼津市 | 130,935 | 64,034 | 66,901 |
| 掛川市 | 111,662 | 56,086 | 55,576 |
| 藤枝市 | 134,513 | 65,216 | 69,297 |
| 御殿場市 | 81,142 | 41,225 | 39,917 |
| 袋井市 | 86,597 | 43,634 | 42,963 |
| 下田市 | 17,924 | 8,624 | 9,300 |
| 裾野市 | 47,341 | 23,635 | 23,706 |
| 湖西市 | 55,211 | 28,574 | 26,637 |
| 伊豆市 | 25,746 | 12,225 | 13,521 |
| 御前崎市 | 28,464 | 14,489 | 13,975 |
| 菊川市 | 45,535 | 22,908 | 22,627 |
| 伊豆の国市 | 44,154 | 21,266 | 22,888 |
| 牧之原市 | 40,343 | 19,872 | 20,471 |
| 東伊豆町 | 10,225 | 4,815 | 5,410 |
| 河津町 | 6,140 | 3,013 | 3,127 |
| 南伊豆町 | 7,005 | 3,333 | 3,672 |
| 松崎町 | 5,231 | 2,461 | 2,770 |
| 西伊豆町 | 6,086 | 2,897 | 3,189 |
| 函南町 | 34,768 | 16,786 | 17,982 |
| 清水町 | 31,094 | 15,052 | 16,042 |
| 長泉町 | 43,257 | 21,306 | 21,951 |
| 小山町 | 17,146 | 9,003 | 8,143 |
| 吉田町 | 27,753 | 13,752 | 14,001 |
| 川根本町 | 5,318 | 2,643 | 2,675 |
| 森町 | 15,945 | 7,971 | 7,974 |
そして以下の記事を見て頂きたい。
静岡県人口、45年ぶり350万人割れ 減少数・減少率とも戦後最大(日本経済新聞WEB版 2026年5月29日 )総務省が29日発表した2025年国勢調査(速報値)によると、静岡県内の人口は同年10月1日時点で346万8845人と、前回20年調査から4.5%(16万4357人)減少した。県内人口が350万人を下回るのは1980年以来45年ぶりとなる。(中略)市町別では県内の35市町全てで人口が減少した。(以下略)
何と、すべての市町で人口が減少したという。ここで、富士市と富士宮市の人口を見ていこう。実は富士市と富士宮市とでは、減少に転じたのは富士市の方が早い。しかし減少のスピード自体は富士宮市の方が早く、富士市は比較的維持していると言える。
巷では、富士市は富士宮市の人口の2倍以上を有すると述べる人が居る。それは全くのウソなのであるが、それが現実になる日が来ても全くおかしくはない。このままのスピードでは、その日も遠くないと言える。
ちなみに、旧富士市・旧吉原市・旧鷹岡町の合併の前年に国勢調査が行われているため、合併直前の人口が分かる。それを以下に示す(国勢調査は1965年、合併は1966年)。
①旧富士市に対する旧吉原市の人口(1965年):1.694倍
②富士宮市に対する富士市の人口(2025年):1.995倍
この10年の人口推移を見てみると、富士宮市の人口に対する富士市の人口は1.8倍台に迫る場面もあった。それを踏まえると、差が開いてきていることが分かる。
これを"富士市が粘っている"と捉えるか、"富士宮市の減少率が高い"と見るか、はたまた両方と見るのかは人によって分かれるだろう。詳細に分析しているわけではないが、富士市が粘っているのは間違いない。
そもそも、他の自治体においては人口減少が早期に確認される中で、富士市や富士宮市は微増ないし横ばいで耐えてきた優秀組であった。そこすら崩れているところを見ると、地方は相当厳しくなっていくだろう。
インフラの維持など到底できないし、水道普及率をむやみに高める必要などもないだろう。公園なども、むやみに整備するのは考えものである。トイレなどは、公民館や大きい都市公園に限局すべきだろう。何だか高齢の方が声高に公園整備などを要求するが、後の世代のことも考えて欲しいものである。フリーライドを推進する必要性などないのだから。
- おわりに
旧富士市に対する旧吉原市の人口(1965年)が「1.694倍」と約1.7倍であったのにも関わらず、名称(市名)は少ない方で決定したという歴史がある。この事実は、仮に将来合併議論が発生した際、参考材料になることだろう。
現在、富士市の市制施行60周年を記念し、シリーズとして記事の投稿を進めている。30記事くらいを予定しているため、是非ご覧いただきたく思う。
14:「旧富士市・旧吉原市・旧鷹岡町の合併直前の人口と令和7年国勢調査の結果」
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