2022年9月7日水曜日

富士宮市立郷土史博物館の地域説明会における質疑応答に対する意見

 「富士宮市立郷土史博物館基本構想を独自に模索してみる」の続編になります。「地域説明会において提起された意見のまとめ」という資料が富士宮市により公開されているため、取り上げていきたいと思います。

資料の一部


  • はじめに
皆さんの意見を拝読させて頂きましたところ、「資金のスケール感」が独特であるように感じられたので、一度例を出して整理してみようと思います。まずは「億超え」事例の1つである「富士宮市による新富士駅建設費の負担」を例に考えてみましょう。富士宮市が新富士駅の建設費をどれだけ負担したのかというのは、(南部町誌1999;p.847)に記されています。

自治体負担額
富士宮市5億8,300万円
芝川町・富士川町・蒲原町・由比町8,600万円
西伊豆5町村500万円
山梨県2億円
8億7,400万円
計(最終報告)※(富士市1989;p.32)より7億2,100万円
※事業費は最終的に少し減額されたため、約6億円ではなく約5億円程であると思われる

私がこの金額をどう捉えているのかと言うと、「法外な高さ」と感じています。何故なら


  1. 結果として「身延線」と接続されていない=富士宮市民が金額に見合った恩恵を受けられていない
  2. 物理的存在として、富士宮市に所在するわけではない資産


であるからです。つまり富士宮市に出来るわけでもなく、利便性が高いわけでもない。そのようなもので、5億円以上の負担は高いと言いたいのです。

仮に億以上の金額が出るのであれば、それは最低限富士宮市に所在するものであって欲しいし、また他の意向に縛られない施設(この場合は富士宮市に関する内容)であって欲しいと私は思うわけです。まずこの博物館事業では、それが担保されています。

「そんなの当たり前でしょ」と思われる方も居るかもしれませんが、上のような事例を把握して頂いた今、当たり前ではないということは分かるかと思います。そして、富士宮市の大切な文化財を保護できるという「恩恵」も担保されています。まずそれを理解した上で、意見は表出されるべきだと思います。皆さんの意見を外から拝見する限り、"何やら何処からか負担を強いられている"かのようなスタンスに感じられます。

財政面で考えてみましょう。地方自治体の税収は「工業」に拠る所が大きいですが、製造品出荷額等が年間約1兆円を誇り本社も一定数位置する富士宮市にとって、約20億円の博物館を建設することがそれほど難しいことなのかという話です。私は、それほど難しいことではないと考えています。むしろそれに見合った「結果」を出せばよいだけの話です。求められるのは「結果」のはずです。

更に皆さんにとって身近なもので考えてみましょう。例えば「イオンモール富士宮」の土地・建物の所有者は㈱イオンです。小売業の企業が、店舗が所在する土地自体を所有している例は実は珍しいです。それ程あることではありません。この土地はオーミケンシ(オーミ・リアルエステート)が民間都市開発推進機構から土地を取得し、その土地を㈱イオンが買い取ったことによります。イオンの買収額は土地が62億5,000万円であり、建物は24億円です。億というお金は、身近なところで常に動いています。

この種の「事業説明会」で問題となるのは、結局のところ「その人の資金のスケール感」です。詰まるところ、経済等に殆ど通じていないような人が、「億」という金額を聞いて条件反射のように反応しているだけの話だと私は考えています。なので、質問に生産性を感じられない。そのような層だけの意見を聞いていたら、富士宮市は不幸なことになると思うわけです。何も出来ず、そこには一方的な不幸が待ち構えていると思います。

そして私は

市民の意見に対して市民が意見する

ということも重要だと思っています。「意見」を述べる人に対して「意見」を言ってはいけないわけもなく、以下で実際にそれをしていこうと思うわけです。"意見を述べる人が意見を述べられる側にはならない"と考える大人も居ないと思われますし、その材料を富士宮市が提示してくれているので、向き合ってみようと思うわけです。

資料の制約上「抜粋」でしかないというのは承知の上ですが、それでも本質は要約されていると思います。記される文言に対し正面から向き合い、意見を述べてみようと思います。


以下、意見になります。

  • 事業の意義に対する疑問

他に優先するべき事業があるなかで20億円以上をかける事業を行うことに反対

この種の意見は他分野でもよく見かけるものであり、ある種「紋切り型」と言ってもよいと思います。これに対しては単純に「どうして並行して進めてはいけないのでしょうか?」という問いに尽きます。

不登校対策、子どもの貧困対策、具体例なし

これが、博物館事業ということを理解する必要性があります。アマゾンのレビューで、商品のレビューをしなければならないのに「配送が雑でした」と書いているようなものです。

整備費用を給食費の軽減に回すべき

意味が分かりません。上に同じ。

もっと今の生活者のために回すべき

日本国による十分な保証があります。

特に具体策はないが、他を優先すべき

このレベルの意見で、説明会に来る意味がありますかね。

なぜこのタイミングで博物館を整備しなければならないのか疑問

逆にどのタイミングなら妥当と考えるのかを教えて欲しい。

子どもたちの理解を深める役には立たない

子どもたちの可能性を甘くみないで下さい。

 富士山学習への取り組みは十分で改めてターゲットにする意味がわからない

富士山学習への取り組みを無しにして、博物館事業を進めるでも良いかもしれない。一理ある。

観光客誘致を目的としたいが隠しているようにみえる

観光客を誘致して、何が悪いのですか?教えてください。

保存場所の確保ありきで後から博物館にする理由を付けているように思える

そうでしょうか。

利用者がいないのに整備する意味がない

一見するとそっけない意見のようにも感じるけれども、埋蔵文化財センターの利用者が少ないのに危惧する気持ちは大いに理解できる。しかし施設自体はそもそも出来ていないのも事実。埋蔵文化財センターは博物館ではありませんからね。

保存する文化財の価値が低い

単なる知識不足です。文化財の価値が低いのではなくて、質問者の知識が低いのです。文化財は、「文化財指定されたもの=文化財の価値」というわけではない。例えば岡路八幡宮の「綱敷天神座像」は、綱敷天神を彫刻化した作例として珍しいものであることが指摘される(鈴木幸人「天神在地縁起の研究」)。仮に文化財指定されてなくとも、各々価値は有するのである。

そもそも、博物館を文化財だけで定義しようとする考えそのものが、とてつもなく浅い。博物館を実物だけで構成する必要性は全くありませんし、そうではいけない。

例えば私は過去、富士宮市が舞台となった絵図を一覧化しようと試みたことがある。しかしこれは断念せざるを得なかった。何故なら逸話が多すぎて、絵画化例が多いためである。「富士の巻狩」や「富士の狩倉」関係だけで見ても、『曽我物語図屏風』や各種「武者絵」など、枚挙に暇がない。これらには浮世絵も含まれる。

例えば富士宮市の地図に番号を付し、その番号に応じた絵画化例をパネル等で展示するとする。これによって市内のどこの箇所を絵画化したものが多いのか、そしてその作品傾向が一目で分かるわけであるが、絵画は実物でなくとも良いのである(そもそも多くは用意できない)。

「保存する文化財」という視点で考えてみても、大変におかしな指摘である。富士宮市は「千居遺跡」や「大鹿窪遺跡」の発掘物を有しているが、この両者は国指定の『史跡』。国指定史跡というのは、そこらへんにあるものでは決してありません。文化財の1つである「特別天然記念物」を富士宮市は2つ程有していますが、日本全国で複数有する自治体なんて殆どないでしょう。現状を少しでも知っていれば、絶対に出て来ない意見だと思います。

歴史学習は他の事業で行えば十分

「他の事業」とは何ですか?また「歴史学習」は一側面でしかない。

 富士宮市の文化財だけでは展示を維持できない

本当に面白い意見です。富士宮市は国指定の文化財にとても恵まれている自治体です。知識不足が露呈しているに過ぎないと思います。また市が文化財を購入する事例もありますが、それこそ資金がかかってきます。例えば山梨県が『市河家文書』を購入した際は数千万円規模の出費であり、目玉となるような文化財取得はそれこそ資金がかさむのです。結論を言えば、見識が狭いとしか言いようがない。

(追記)

家康の肖像画と駿府城絵図入手 静岡市、歴史博物館で展示(静岡新聞Web版 10月5日)
 静岡市は4日、2023年1月にグランドオープンする市歴史博物館(葵区)の所蔵品として、徳川家康の肖像画や駿府城の絵図を入手したと明らかにした。花村章弘歴史文化課長が同日の市議会観光文化経済委員会で説明した。市が昨年11月に京都の古美術商から385万円で購入した。(抜粋)

(追記終)

説明内容ではワクワク感がない

確かに、説明会の時点ですら「ワクワク感」を感じられないのは良いことではない。プレゼンが魅力的でないのかもしれないですし、事業内容自体が魅力的でないのかもしれません。この種の意見は重要だと思います。一般の人が博物館に行くとき、そこには「ワクワク感」があるはず。お目当ての刀剣を見たいとか、富士山世界遺産センターのように建築自体にも関心があるとか、既に目的があることが多い。仕掛けがないと人は来ない。

地域の博物館には何回も行くわけではないに多額の費用をかける意味がない

もしかしてご存知ないのかもしれませんが、一般に「特別展」や「企画展」の度に同じ博物館に行くことは珍しいことではありません。「地域の博物館」とありますが、どの博物館も「地域の博物館」です。

地域密着では博物館として成り立たない

逆です。地方の博物館は、地域密着の内容でないと成り立ちません。しかも費用をかけて"富士宮市にあまり関係のないものにフォーカスする"というのはもったいないという言い方もできる。

----

「事業の意義に対する疑問」に対する意見は以上です。一度ここで区切りを設け、この方々によって博物館計画そのものが練られたと仮定した場合、どのような産物が想定されるのかを考えてみましょう。「20億円以上をかける事業を行うことに反対」という意見があり、別意見で「2億~3億程度なら容認」という具体的数字も出てきているので、これを引用した上でまとめると以下のようになります。

2・3億という低予算から給食費・生活困窮者の生活費を差し引いた上で運営し、スタッフが子どもの不登校対策や貧困対策をも並行して考え、一方で博物館なのに歴史学習を行ってはならず、また観光客も誘致してはならず、地域密着の展示では構成しない方針で挑む。

これが、疑問を持つ方々による最大公約数的な意見です。「どのような産物になるのか」は、言うまでもなく悲惨なものとなるでしょう。

  • 20億円以上かける事業に反対(費用節減策の要求)

22億円かかる事業を行うこと自体に反対

もし単純に22億という数字に気圧されているのであれば、22億のスケール感が一般と乖離しているだけかもしれない。この考え方だと、20億以上の事業は富士宮市で未来永劫できないことになり、上のように一方的な不幸が訪れることでしょう。そのような不幸に巻き込まれるのは、一般市民なのです。

ハコもの整備は時代遅れ

「コンクリートから人へ」といった標語が好きな方はそう思うかもしれない。

ハコを作らなければ何もできないという昭和的発想

この「紋切り型」の感じが昭和的発想なのです。昭和的発想の人が、その例に漏れず発言しているが、それに気づけていない可能性がある。実際、具体案や代替案があるようにも思われない。

新生児が700人/年という状況の中で進める事業としては高額

いち意見としては成り立っている。

博物館のために増税することに反対

「博物館のために増税」の根拠が見当たらない。

費用節減を考えるべき

そうですね。

廃校の利用による整備費用節減

それで逆にコストがかかる可能性が高いと思われる。「廃校の利用」=「コストの削減」になるというデータが欲しい。住宅でも、後からリフォームする方が大変な資金が必要である。学校の設備をそのまま転用できるケースなら良いが、博物館はそれに当てはまらないというのは現時点でも分かるかと思う。

デジタルを活用した展示を行えば施設は不要

文化財は物理的な存在。なので施設は必要。

設計コンペを行い、低額で設計させればよい

役所ですから、わかっていると思います。

2億~3億程度なら容認

家数戸分ですよね。絵に書いたような「資金のスケール感問題」を体現されている方です。長く使用できる家庭用の体温計ですら数百円のものを買おうと画策する人もいますし、調理器具も非耐熱を買って結局すぐ駄目にしてしまう人も居ます。「安かろう悪かろう」を家庭内に飽き足らず行政に持ち込むことが好きな人が居るわけです。2・3億で作れなんていうのは、普通の意見ではないです。

ちなみに、富士市の「山部赤人万葉歌碑」の建設費(昭和61年完成)は704万円です(富士市1986;p.843)。2億円だとすると、だいたい歌碑28.4個分です。物価を加味すれば、更に作れない計算となります。

  • 事業の進め方が不透明

市民への周知の不足

あるかもしれない。

いつの間にか博物館建設が決定されている

議論の存在自体も把握していなかったとすれば、それは単純に新聞を読んでいないだけです。

いつの間にか建設が決定されて20億の予算が確保されている

上に同じ。

博物館の必要性の周知が不十分

博物館の必要性を誰しもが理解できるとは限らない難しさがありますよね。

検討委員会の議事録公開 

博物館議論を進めていた市議会の議事録は公開されています。委員会の方は特段必要性を感じない。委員にも費用がかかるので、コストがかさみます。

議論に関する情報公開の要望 

「(仮称)富士宮市立郷土史博物館基本構想」でも十分と考える。しかし一度ゼロベースで検討しても良いと考える。それくらい現時点で展望を感じないのも事実。

市民に周知しないまま建設が決まっている

周知は少し足りない部分もあるかもしれない。

決定過程が不透明 

そうでもない。

議会で反対が賛成に変わった理由が不明で裏取引を疑う。

ドラマの見過ぎです。

なぜ今後のスケジュールが決定されているのか

スケジュールがないまま進んでいる方が不思議です。

コンサルタントの企画に乗っているだけではないのか?

普通に違うと思います。

財源の確保についての見通しがない 

財源確保の見通しが有るので、今議論しているのです。

20億円で足りるのか

ここも重要なところですよね。

20億円を確保できるのか

確保できると思います。

補助金がないなかで財源を確保できるのか 

なんとかして、補助金を獲得する取り組みは欲しい。有るのと無いのとでは大違いですからね。

他の事業に影響がないのか

どうでしょうかね。「新富士宮市史編纂事業の意義と古史料の提供呼びかけ」で記したように、富士宮市は地方交付税の不交付団体(≒財政優良団体)に断続的に指定されていた自治体です。不交付になるのは基本的には財政力指数が1.0以上の場合。富士宮市は財政が悪くない自治体なので、ここをウロウロできる位置づけにあるわけです。

しかし1.0を超えると、地方交付税が不交付になってしまい、頂けるものが頂けなくなってしまう。ここをなんとかコントロールし、頂ける範囲に落とし込んでいるわけです。一般市民は知る由もないこのような微細調整があって、なんとか色々な分野に投資できるよう図ってきたわけです。私は、その対象が博物館となる番が来てもよいと考えています。

財源がないなら反対

あります。

借金が増える

税収を増やせば良い。

次の世代への悪影響

今世代の悪影響を取り除く努力を、現在進行系でされているのだろうか。また、どのような悪影響を想定されているのか。

博物館が利益を生み出す工夫がない

その通りです。現時点で、そこの深い議論があってもよいですよね。博物館の利益が維持管理費になるのですから、ここは極めて重要な部分です。

増税につながるので反対

まちづくりセンターの類も同様の性質がありますが、それでも反対でしょうか。

埋蔵文化財センターの処分費用が計上されていない

埋蔵文化財センターは少しもったいなかった印象はあります。思うところはあります。

維持管理の財源が不明

やはり入場料を取って、且つそれ意外の工夫も求められるでしょうね。

コストと収入のバランスが悪すぎる

博物館はそういう面があると思います。本当にそこだけで判断してしまうと、市立病院も矢面に立つことになる。黒字の公立病院なんて、全国に殆どありませんから。収入はこれからの計画次第でしょうね。

事業計画を示すべき

今現在は示されている。資料公開の前後はよく分かりませんが。

公園をつぶして整備しようとする発想に疑問

富士山世界遺産センターも「公園をつぶして整備」したものですが、私は見事な計画であったと思っています。

整備する場所に歴史的ストーリーがほしい

この意見に少し感動しました。ハード面を歴史と結びつけて考えることは極めて重要だと思います。

ストーリーを作れるところに

コンセプトが希薄になる心配がありますよね。傾聴すべき意見です。

遺跡の近くに整備すべき

何とも言い難い。その方が良いようにも思うし、そうでないと思ったりもする。実際どうなんでしょうかね。傾聴すべき意見です。

公共交通機関など交通の便を考えてほしい

「子どもから高齢者まで」来てほしいですよね。その場合は公共交通機関は必須。映画館だって、駅前にイオンモール富士宮が所在するので、子どもたちだけで電車を用いて来ることが出来る。もしこれが郊外なら、車で送ってもらい、車で迎えに来てもらわなければならないことになる。それって、寂しいことじゃないですか。

難しいかもしれないが、公共交通機関で来れる場所だったら嬉しい。

白糸は湿気が多いので留意が必要

実用的な意見。
 
市街地に整備すべき

≒「公共交通機関など交通の便を考えてほしい」ということかな?

人が集まるところに整備すべき

上に同じ。 

学芸員の増強が必要 

同意。どう考えても、富士宮市は色々な意味で足りていない。中世・近世が特に遅れている。

例えば先照寺の説明で「武田家の重臣穴山信友が先妣(亡母)の後生善処を願い寄進した延命地蔵菩薩だと考えられます。(中略)そこには武田氏の勢力も寺院に御本尊を奉納するというように、この地域は今川氏・武田氏・北条氏の勢力が拮抗する所であったといえます」といった説明があります。しかし穴山信友の時代、とてもではありませんがそのような状況ではなく、あり得ない説明となっています。

おそらく中世の専門でない人が書かざるを得ないような状況が、そうさせているのでしょう。ということは、1人に対する仕事量も過大であると推察できるし、それは好ましい状況ではない。「歴史の啓発」(歴史ガイド的なもの)と「コンテンツ作成」(市HPや文書作成)と「研究」(学芸員としての探究)と「保存」(文化財の管理)を両立させるのは、本来無理なのです。


整備に向けてプロフェッショナルのアドバイスを受けるべき

同意。しかし郷土史博物館基本構想検討委員会の委員には、プロフェッショナルも居るようです。

以上になります。

  • まとめ

結局のところ、富士宮市に関する知識のない人々が、安かろう悪かろうを推奨しようとしているようにしか見えないというのが正直な感想である。説明会の主催者は、質問者のレベルまではコントロールできない。

そもそも博物館の「内容」に関する質問が少ないように見受けられる。全部「ハード面」なんですよね。本当に文化・歴史に関心があったら、その種の質問があって然るべきなのです。

説明会は上にあるような「ワクワク感」を感じられるものでなければならないし、行政側はプレゼン能力を鍛える必要性がある。説明会はネガティブなものではありません。伝えたいことを、御尊顔を拝しながら「直接的ないし暗に伝える」ことができる、限られた良い機会なのです。そのような考え方で挑めば、次第に納得される方も増え、最終的にはもう少し質問者が博物館の内容に言及するレベルまでになっていくと思います。

20億円が妥当であるかどうかは結果次第だと思うが、今現在の展望の無さがその気持ちを削いでいるというのが個人的な気持ちである。

  • 参考文献
  1. 南部町誌編纂委員会(1999),『南部町誌』 下巻
  2. 富士市役所総務部企画課(1989),『新富士駅設置までの歩み』
  3. 富士市(1986),『富士市二十年史』

0 件のコメント:

コメントを投稿