鳴沢村域 |
- 富士山との関わり
鳴沢村は「富士山体との近さ」「自然との関わり」という点でいえば、山梨県では随一の存在と言って良いだろう。
上の図は富士山を山頂から見た図であり、財務省のHPにあるものに加筆したものである。黄色の箇所はすべて鳴沢村である。この円をピザに見立てて考えると分かるように、かなりの範囲である。
また国立公園のうち最重要地のみ指定される「特別保護地区面積」が、山梨県だけでなく静岡県を含めて考えても規格外に広大なのである。
自治体 | 特別保護地区面積(ha) |
---|---|
山梨県富士吉田市 | 533 |
山梨県西八代郡上九一色村(現在は富士河口湖町となる、一部は甲府市) | 1,113 |
山梨県南都留郡山中湖村 | 57 |
山梨県南都留郡富士河口湖町(後に旧上九一色村域を大部分編入) | 6 |
山梨県南都留郡鳴沢村 | 1,500 |
静岡県富士宮市 | 463 |
静岡県富士市 | 38 |
静岡県御殿場市 | 287 |
静岡県駿東郡小山町 | 220 |
富士山本宮浅間大社奥宮境内地 | 405 |
つまり「自然との関わり」という点で、鳴沢村はとても重要な地なのである。
- 特別名勝の範囲
黄:特別名勝の範囲 |
鳴沢村は世界文化遺産富士山の構成資産の1つである「富士山域」の面積も非常に広大である。
- 鳴沢村と道路
鳴沢村が富士山体と接しているということは、言い換えれば登山に関わる施設が鳴沢村に多く存在しているということになるはずです。
例えば「富士スバルライン五合目」は、「山梨県富士吉田市」と「山梨県南都留郡鳴沢村」にかかっています。これは、国の公文書を見ても分かります。
また「山梨県道路公社 富士山有料道路管理事務所」によると、富士スバルライン「終点」は鳴沢村だといいます。